最近、ある方との会話の中で『介護脱毛』なる言葉を初めて知りました。
脱毛商戦もそこまで来ているのか‥と驚いたのは自分だけ?
かなり浸透しているらしいのです。
介護脱毛とはなんぞや
最近、「親が認知症になったことをブログで書いている」と、ある方に言ったところ、
『介護脱毛』が今、トレンドなのだと教わりました。
介護でシモの世話を受ける、または世話をする際、アンダーヘアがあるとないとでは、ケアのしやすさが断然違うとのこと。
脱毛と言えば連想されるのがエステ。
エステと言えば連想するのは、自分のような貧乏人にはとても手が出ない高い会員費‥
エステも、昔よりはハードルが下がってきたかもしれませんが、もう、見た目を気にするより家で芋焼いてネトフリ観てる方がずっと極楽の自分です。
介護脱毛という言葉を教えてもらったときも
「結婚する人が少なくなってブライダルエステが減り、コロナで海水浴やジムのお客も減って、とうとう介護に手を伸ばしたのか‥」
ぐらいの印象だったのです。
しかし、話が続くにつれて、最近ではミドルエイジの方の間で、介護のときのためにアンダーヘアを脱毛する人が増えているとのこと。
それにはなんと、意外な理由が‥
40代~50代でアンダーヘアを処理する理由
20代後半で一人暮らしを始めた私は、引っ越し後に白髪が増えました。
頭の一部分から、まとめて数本出てきていたのです。(ふしぎ‥)
30前後だったので、見た目が気になり、最近までずっと白髪を染めていました。
ほんの一か所に数本だったので、始めのうちは目立たない程度に、白髪染めではなくおしゃれ染めをしていたものです。
増えてゆく白髪も、染めていると自分では気がつきにくくなるものですが、コロナ禍で、嫌でも増えて行く白髪を実感することとなりました。
コロナで閉じこもりが増え、人に会うこともなく、やすやすと外出もできずに美容院に行く回数が激減し、髪は伸び放題。
シャンプーすると、長くなった髪の毛がゴッソリ抜けます。
部屋の中も、落ちている長い髪がやたらと目立ち、白髪が激増しました。
染めていた白髪が元の色にもどっただけでなく、実際に白髪が増えていました。
伸びまくりの髪だけはなんとかしたいと、コロナ禍の中、一度髪を切りに行きました。
いつも行っていた美容院は少し遠かったので、近所のお店に初めて行ったところ
「以前は染めていたようですね。今回はどうされますか?」
と聞かれたので、
「白髪隠す年齢でもないし、誰に見せるでもないし、そろそろありのままでいようかと思う」
と言ったところ、
「そういうかた増えてるんですよ~」とのこと。
そうか、みんなコロナでおしゃれするどころでなくなってるのだろうなあ‥
なんてことをしみじみ思ったものですが、実は、それがポイントでした。
それって、介護脱毛です。
永久脱毛で使うレーザーマッシーンは、黒い毛に反応して照射しますが、白い毛が増えてしまうと、それがむずかしくなってしまいます。
加齢していくと、アンダーヘアーにも白髪が増えます。
なので、やりやすい今のうちに‥
というわけだったのです。
クワッΣ(゚Д゚)「なるほど!なるほどーッ!!」
40代~50代となれば、親の介護などにも関わるようになる年齢ですし、自分が介護されることを考えてのことなのでしょう。
脱毛にまったく興味のなかった自分ですが、毛の処理ひとつで介護の利便性が出るなら、今のうちにと思うのはわかります。
1年ぶりの美容院で白髪と脱毛を語る
コロナ流行前は、2ヶ月に1度行っていた美容院でしたが、この2年、1年に1度となりました。
去年は、近所の美容院で伸びきった髪を少し切りそろえてもらいましたが、先日ようやく、長い付き合いの美容師さんのところへ行きました。
2019年の暮れにカットとカラーをしにいって、
「次に会うのは年明けですねえ~‥」
と言って別れて、2年経ってしまいました。
ショートに近かったボブが胸元まで伸びまくり、
「誰だかわからなかった!」と、驚かれました。
しかも、髪が伸びただけでなく、あきらかに2年前より白髪が増えています。
自覚があるぐらいだから、いつもカットしてくれていた美容師さんならもっとわかるでしょう。
「まあ、以前は気になってたけど、最近は色のついてるソーメンぐらいな気分でいます。」
と、強気な私に、
「なにそれ!すごいラッキーじゃないですか!」と合いの手をうつ美容師さん。
このやりとりも久しぶりで笑っていたのですが、その後、
「白髪と言えば‥」と例の話をしたところ‥
介護脱毛は今や主流だった!ギャーッ!!Σ(゚Д゚)
「今や主流です。」
美容師さんは、当然とばかりにハッキリ言いました。
なんと、介護脱毛は、今やみんなやっているというのです!
やはり、白髪がアンダーに現れる前に考えるそうなのです!
ところで、この美容師さんと長いつきあいになっったのは
カットがうまいこともあるのですが
ヘッドマッサージがものすごく上手いのです。
絶妙な力具合で、頭をグイグイ押してくれまして
久しぶりの刺激に
「これだ!ずっとコレを求めていた!」
と、声に出してしまったほどです。
お店を変わった時も、新しいお店に追いかけて行きました。
以前居たお店から、スカウトされた新しいお店で、新しい店長さんから
「このあたりの地域のお客さんは若い人も多いのでマッサージはあまり強くしなくて大丈夫だよ」と言われたときも
「私のお客さんはそれでは納得しない‥」と返したとか。
そうだ!そうなんだゥ~ッ!!
そんな美容師さんなので、わたくしのような肩こりバキボキ世代のお客さんが多く、介護経験のある方も多いと聞いています。
ご本人も、義理のお母さんと同居されているので、介護の話は
「他人ごとではない」と、よく熱心に聞いてくれていました。
だもんで、彼女の
「みんなやっています。」
には、信ぴょう性を感じました。
「そうなんですか‥毛は嫌われてるんですね‥」
「嫌われてるんです。男性も若い子は脱毛する時代ですからね~」
「頭の毛が薄いと困るのに‥体の毛はいやがるなんて‥」
「動物は毛むくじゃらのほうがかわいいのに‥」
最後は、よくわからない会話になってしまいましたが、
「みんなやってるってことは、エステ行ってるんですか?みなさんお金持ちなんですね~‥」
と、ふと言ったら
「自分でやってるんですよ。」とのこと‥
最近は、自分でレーザー照射できるマシーンも売っているのですね。
「レーザー脱毛器」で検索すると、1万円もしないものから、7万円ぐらいまで価格に差があります。
「痛くないですか?」
「痛いです。エステはおすすめしませんよ。地獄の恥辱です。」
すごいパワーワードを頂き、うろたえる私でした。
レーザーで毛根を焼くので、デリケートゾーンとなると半端ない苦しみに違いありません。
それを、エステの施術台に乗ってやられるとなると、やはり想像もしたくない世界です。
「自分でされてるんですか?脱毛器おすすめありますか?」
までは踏み込めんで聞けませんでした。
なぜ介護に脱毛?
ところで、介護に脱毛って、始めはピンときませんでした。
でも、美容師さんにそれを言うと
「まあ、ようするにアカチャンと同じケアをするとしても、アカチャンはツルツルですからね」
自分で排泄がうまくできなくなって、介助をしてもらうことになったときに、時間も手間もかかりにくく、衛生面でも双方にとってメリットになります。
エステよりクリニックが安心か
脱毛器が安価でも手に入るとはいえ、手が届きにくく目視しにくい場所を自分でレーザー照射はかなり難しいのでは‥?
しかし、エステはお勧めしませんとのこと‥
「いっそ、皮膚科などで対応してくださらんのだろうか‥」と、思い、調べて見ると医療脱毛なる言葉が。
エステは「脱毛サロン」、医療脱毛は「クリニック」と、呼び方が違うようです。
脱毛サロンでは、医療資格を持たないスタッフが施術を担当とのことなので、私の美容師さんが
「エステはおすすめしません」
と言っていたのは、そういうところでしょうか。
医療脱毛と美容脱毛はどう違うんだ?
さらに、詳しく調べてみると、
クリニックで行う医療脱毛で使うのが医療レーザー脱毛で、麻酔クリームなどで痛みや刺激を受けずにできるようです。
施術は医師か、医師の監督のもとで看護師が行うとのことで、肌トラブルの心配も少なくなりますね。
こうして見ると、医療脱毛のほうが断然いいじゃん?
と、普段脱毛エステなどに縁のない私は思うのですが、どう違うのでしょう?
エステサロンや脱毛サロン、は光脱毛(フラッシュ脱毛)という方法での施術とのこと。
これは、レーザー脱毛より痛みが感じにくいそうです。
痛みが感じにくいとなれば、麻酔もしなくて大丈夫なのでしょうか。
確かに料金比較をすると、レーザー脱毛に比べてだいたい半分以下のお値段です。
しかし、永久脱毛ではなく、脱毛してからはしばらく生えてこないというだけで、時間がたてば毛はまた生えてくるとのこと。
夏の海水浴シーズン前に脱毛しておいて、ワンシーズンもたせるといった感じでしょうか?
まあ、一気にやると肌に良くないので、どこも何回か通って行うようですが‥
料金的にも比較的安く、若い方の利用が多い理由でしょう。
わ、若ければアンダーに白い毛ないし‥
介護脱毛は、毛が白くなる前に永久脱毛する必要があるので、クリニックでしっかり行うのが望ましいようですね。
自分でするのは‥どうなんでしょうか?
かなり大変な気がするのですが‥