2022年6月28日の東京都では、「熱中症」だけで224人もの搬送者数となったそうです。
年最多であり、初めて200人を上回るとのことで、東京消防庁では冷房の適切な使用とこまめな水分補給をよびかけています。
熱中症だけで224人もの搬送車となると、コロナ禍も続く今、救急病院の受け入れがさらに難しくなるのでは。
高齢の家族が居る方は、特に気をつけたいところです。
2022年猛暑で熱中症受け入れ先はあるの?認知症の父親が熱中症で倒れた2018年猛暑のときは
猛暑と言えば、私の父が熱中症で搬送された2018年の夏を思い出します。
離れて一人暮らしをしており、発見が早かったので大事には至らずに済みました。
警察の方と一緒に部屋に入り、救急車を呼んでもらい、これで病院に受けれてもらえばひとまず安心だと思っていたのですが‥
救急車に乗ったものの受け入れ先がほとんどなかった
救急隊員の方に運ばれて、部屋から救急車に乗り込み、お巡りさんも派出所に戻ることになりました。
保険証など用意して戸締りをして、私も一緒に救急車につきそうと、救急隊の方が何度も電話をしていました。
すぐに病院へ迎えるのかと思えば、受け入れ先が見つからないとのことでした。
何度かかけ直して、最終的に、一番最初にかけた病院に搬送が決まりました。
父は点滴をしてもらい、どうにか意識がはっきりしてきたのですが‥
そのまま入院させてもらえるかと思ったら、お帰り下さいとのこと。
父は一人暮らしで、この状態になるまで自分でどうにもできなかったわけで、このまま帰ればまた一人になるしかないのですと説明するも、わかってもらえません。
父の部屋に私が泊まるわけにもいかず、(布団ない。汚い(笑))私も寝てないので一度帰って眠りたい。
家で待ってるネコにメシもやらなければならない。
とにかく父をあの部屋で一人にさせたら、また具合が悪くなりますと説明したのですが、わかってもらえず、タクシーで父の家へ戻りました。
コンビニで水やポカリスエットなど買って枕元に置き、せめて扇風機を回して窓を開けて、私も少し寝てからまた様子を見に来るねと一度帰りましたが‥
再び様子を見に来たら、父は意識を失ってもうろうとしており、再度救急車を呼ぶことになりました。
救急隊の方たちは、また戻されたことに驚き、また同じ病院に連れていかれました。
「この部屋で一人でいるのは無理だ」と病院にかけあってくれて、ようやくその日の夜、入院となりました。
救急隊員の方たちも二度手間です。
父は入院中、自分がどういう状況になっているのかわからず「家へ帰る」と大騒ぎしたこともあり、病院ではあまり長くは置けませんと言われました。
自部の娘でさえ投げたしたいぐらいでしたから仕方ないなと思いつつ、今後どうするか病院と相談して、入院している間に施設を探すことになったのでした。
2022年の猛暑で入院先が見つからない!なんてことにならないために
2020年からのコロナ禍で、救急の受け入れをされない人が激増して、入院できず未だに自宅待機の人が大勢います。
更にこの夏、猛暑になると予想されているのですが、熱中症で受け入れてくれる病院はあるのでしょうか。
熱中症で運ばれてその日のうちに回復できる場合もあるかもしれませんが、私の父のように、点滴を打って意識が戻ったから帰ってくださいと言われることも増えるのでは。
一人暮らしの高齢者は、今でも大勢居ます。
今回猛暑の夏になったら、特に認知症にでもなっていたら、更に受け入れが厳しくなりそうです。
もし、熱中症になって受け入れ先が見つからず困る前に、できることはしておきたいものです。
高齢の家族が居る場合
●近所で頼める人か、地域包括センターや見回りの方などに様子を見てもらう。●暑くなる予報が出ていたら、デイケアセンターなど利用して、涼をとるようにしてもらう。
個人的にコレが一番かなと思いますが、私の父はデイケアじたい拒否していましたので大変でした‥
そのほかにも
●OS-1など水分補給ドリンクを用意。
●アイスノン、保冷剤などを冷凍庫に多めに用意
私はお盆で電気屋さんが営業してない時期にエアコンがこわれてしまい、日中は脇の下に保冷剤などを挟んで体温を下げて過ごしたことがあります。
なにしろ暑くて身動きできませんでした。
自然にさからって無理することはないですよね‥
みなさん、休みましょう!
●氷嚢(ひょうのう)
ダイソーやキャン★ドゥなどで、簡単な氷嚢を売っています。
ナイロン地のような素材の袋状で、水と氷を入れれば頭に乗せやすく、手入れも楽です。
高齢者の場合、やっぱり普段から地域のデイサービスなどに通うのが一番だと思いますが、コロナ禍で人の集まる場所へ行きにくいのがもどかしいですね‥
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