コロナでリモートワークが定着してきたのが2021年ごろ。
通勤を必要としなくなったことで、都心から安い郊外への移住が増えて
それまで大して注目もされなかった、都下物件での需要も増え、家賃も高騰した。
都心から郊外への移住も増えたけれど、
郊外から郊外・市内間での転居も増えている。
単純に
「部屋が手狭になった」
「子供の独立など同居者が減り、広い部屋を持て余す。」
「離婚した」
などの理由の他に、転居を余儀なくされるケースもある。
一つは、税金が高くなり、相続税を払うために家主が土地を売るため、退去依頼をしてくるケース。
不満なく住み慣れて、長く住んでいた居住者も、仕方なく出ていくことになる。
そして、数年前より高騰した家賃相場に仰天する。
そして、同じ地域を選ぶことになれば今より高い家賃や、低い条件を受け入れざるを得ない。
もう一つは、失職で生活保護受給者になったケース。、
現在の家賃が生活保護受給条件で決められた家賃額をオーバーしており、転宅指導を受ける。
前者はまだ、生活能力はある人が多く、
退去依頼と共に貸主から転居費用を出してもらえるので、
コレを機に良いところへ引っ越そうと前向きになることもできるが、
後者の場合、今より条件の良い場所を選ぶことは無理になって来る。
古い部屋でも、リフォームしてあり、住みやすいなら良いが、
安かろう悪かろうで日当たりが悪かったり、駅から遠いなど、
難アリ物件も多い。
精神疾患がある人や、緊急連絡先がない無縁の人なども、受け入れられにくく
転宅は難航する。