コロナ禍で、こんな都下の片田舎ぽい町でも、不動産価格が急上昇したのはちょっと書いた。
リモートワークで都心を離れて、物価の安い地域への転居で需要が増えたからが大きな理由のひとつだと思ってる。
都心から部屋を探しに来た人が、紹介する図面を見ては口々に
「安いー!安い―ッ!」と声を揃えて言い始める。
安いうえに、広さも十分に見えるらしい。
市内に住んでる自分も、東京を離れた場所で部屋を探すと、同じことを言うから、気持ちはわかる。
大家さんや不動産会社は
「値上げしても居住者がありそうだ」と、賃料を上げ始める。
2万3万あげても、都心から来る人は
「安い―!」言って喜ぶし、駅チカで通勤通学買い物便利な地域を求める。
郊外は都心にあるようなオシャレな新築マンションは数が少ないから、賃料はますます上昇。
新築で9万円台だった、駅チカの3LDKのマンションが、中古になってからも12万、13万、15万と上がって行く。
先日はとうとう駅チカで月賃料22万まで上がった!と思った側から月25万が出た。
ガソリンの値上げで輸送費のコスト高からリフォーム工事も値上げするといった理由もあるだろうけど、
結局のところ、買う人が居れば賃料は上がるのだ。
マイソク(物件情報のチラシ)で
吉祥寺のマンションが月賃料34万(3LDK角部屋)
で募集していたのを見た時
「ああ、大家が強気になるわけだ‥」と思った。
そして、地元で長く住み続けていた人が
子どもが大きくなって部屋の住み替えをしようなんて部屋探しをしても
現在の家賃と同じ条件では到底住めない状況となっている。
「それならいっそ購入か」と思っても、みんな思うことは同じで
予算内での良い物件は争奪戦。
ただ、自分は駅から離れた不便な場所を好む傾向があり、
そういった場所は景色が良かったり自然が残っていたり
なにしろ不便だから家賃が安かったりする。
目が飛び出るほど高いのは、東京の場合はやっぱり
駅から近くて、買い物便利で、新築か築浅なので
それを避けて条件を緩めて、ピークを過ぎた頃にはポロっと良物件も出てくる。
夏から秋口がねらい目かも。