はじめに 大沢まんが

母が登場した昔描いた漫画について

投稿日:2020年5月29日 更新日:

『本当にあった愉快な話』という雑誌で、「オフレコアワー」という、エッセイまんが的な作品を連載していました。

なんとなくヤバめの話を書こうということで「オフレコアワー」というタイトルにしたのですが、
今思うと本当に若い頃はバカだったなと思うことばかりです。
今もバカなことしてる時はありますが、若い頃のバカは、比較的おとなしめだった私ですら割りとパワフルな気がします。

人様のヤバい事を描いてしまうともっとヤバい事になってしまうので、主に自分や、母に姉、さらに親戚などを巻き込んで描いておりました。
時々は友人の話も載せていましたが、音信普通になってしまった方が多いので、今回は割愛させていただきました。

親戚のイトコやオジオバらは、自分たちがまんがに載って楽しそうにしてくれてはいましたが、内心、
「何を描かれるだろう」
とヒヤヒヤしていたかもしれません。

でも、実際、本当にヤバいと思う事は描けないものですけども。

当時は、自分はストーリー漫画家のつもりでいたので、私的な話を描くのがとても抵抗がありました。
しかも、自分の人生は華々しいことなど大してなくて、それこそオフレコにしたいことばかりだったので、ネタには困らなかったのですが・・・
ネタになりそうなことばっかりの人生送ってきたのだなあと思うと、モチベーションも持てなくなってくるもので・・・
今は気楽な立場で笑っていられるのですが、当時はそれでも色々悩んでおりました。
ストーリー漫画に戻りたいと思っていたこともあって、最後は、お願いして連載を終わらせてもらいました。
この頃の編集さんにはかなり良くして頂いており、関係がまずくなったとかではないです。

しかし、こうしてブログで再度投稿するにあたり、読み返してみると、あの頃でしか描けないものって確実にありました。
記憶は風化してしまうものなので、今描こうにも、きちんと思い出せないエピソードなどもあったでしょう。
そう思うと、描いていて良かったなと思います。

オフレコアワーに掲載されていた、母と母にまつわるエピソードなどを描いた漫画をよりぬき再掲いたします。

スポンサーリンク

-はじめに, 大沢まんが
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

母の子供時代の話

母が子供の頃の話です。 『本当にあった愉快な話』オフレコアワー連載の第1話めがこれでした。 『本当にあった愉快な話』という雑誌は、タイトルの通り、噓のような本当の話を投稿で集めて、漫画家さんが漫画にす …

初めてのひとり暮らし

初めてひとり暮らしをした時の話です。 ひとり暮らしを始めるきっかけは、大抵の方は大学進学や就職などでの状況かと思いますが・・・ スポンサーリンク 漫画の中で、1kで4万5千円の家賃が安いと喜んでおりま …

災害は忘れた頃に・・・

この漫画の連載は2000年頃からだったかと思います。 この漫画を描いて15年ほどあとに、東日本大震災がおこりました。 いつかは来るとは思いながらも、いざ来てみると、ろくな備えをしていないと思い知ります …

福島のイトコの話

母の故郷は福島のいわき市です。 市内には、母のきょうだいが住んでいて、私のイトコもいます。 毎年夏には姉と遊びに行っていたいわき市。 2011年3月、まさかあの懐かしい土地が被災するとは、この漫画を描 …

保護中: キャスお茶ばくお礼まんが(非公開)

この投稿はパスワードで保護されているため抜粋文はありません。